未経験からの事務職転職

未経験から事務職へのキャリアステップ|無期雇用派遣から直接雇用をめざす方法

未経験から事務職へのキャリアステップ|無期雇用派遣から直接雇用をめざす方法

未経験から事務職への転職を応援する「かもめワークス」編集部です。

「事務職の正社員に応募しても、未経験だと書類選考で落ちてしまう」「まずは事務の経験を積みたいけれど、どうすればいいかわからない」と悩んでいませんか?

事務職は人気が高く、未経験からいきなり正社員として採用されるのは簡単ではありません。そこで選択肢の一つになるのが、無期雇用派遣で事務の実務経験を積み、その経験を武器に直接雇用(正社員など)を目指すというキャリアステップです。

この記事では、未経験から事務職を目指す方に向けて、「無期雇用派遣→直接雇用」というルートの全体像、各ステップでやるべきこと、直接雇用に移る3つの方法、成功のポイントと注意点までわかりやすく解説します。

本記事のトピックス

  • 未経験から「無期雇用派遣→直接雇用」というルートの全体像
  • 派遣期間中に身につけたいスキルと実績の残し方
  • 直接雇用に移る3つの方法と、成功のポイント

記事の要約

本記事では、事務職未経験の方が無期雇用派遣で実務経験を積み、直接雇用(正社員など)を目指すキャリアステップを3段階に分けて解説します。モデルとなるスケジュール、ほかのルートとの比較、注意点もまとめています。

まずは、今のお気持ちからお選びください

事務職専門のアドバイザーに無料で相談してみませんか?

今すぐ転職したいまずは情報収集したい

チャットで30秒・相談は無料です

1.未経験から事務職へ「無期雇用派遣→直接雇用」というキャリアステップ

無期雇用派遣から直接雇用へのキャリアステップ

「無期雇用派遣→直接雇用」というキャリアステップは、次の3段階で進めます。

  1. STEP1:無期雇用派遣で事務職として働き始める(派遣会社に期間の定めなく雇用され、派遣先で事務の仕事をする)
  2. STEP2:派遣先で事務の実務経験を積む(パソコンスキル・業務知識・実績を積み上げる)
  3. STEP3:直接雇用に移る(派遣先での直接雇用、紹介予定派遣、転職活動のいずれか)

ポイントは、「未経験者」として正社員の選考に挑むのではなく、「事務の実務経験者」として挑める状態をつくることです。

  • 未経験では通りにくい事務職の選考を「経験者」として受けられる
  • 無期雇用派遣なら、経験を積む間も雇用が安定しやすい
  • 最終的なゴールは、自分に合った会社での直接雇用

1-1.なぜ未経験者にこのルートが向いているのか

厚生労働省の「一般職業紹介状況」(令和8年8月分)によると、一般事務の有効求人倍率は0.29倍と、求人に対して求職者が多い状況です。直接雇用の事務職の求人には経験者も多く応募するため、未経験者は経験者と比べられて不利になりやすいのが現実です。

一方で、派遣会社の中には、未経験者を無期雇用で採用し、研修を行ったうえで事務の仕事に派遣するところもあります。まずは無期雇用派遣で「事務職として働いた実績」をつくり、その経験をもとに直接雇用を目指すことで、選考で比べられたときの立ち位置を変えることができます。

1-2.登録型派遣ではなく「無期雇用派遣」を選ぶ理由

派遣で経験を積む方法としては、登録型派遣もあります。ただし登録型派遣は、派遣の仕事が終わると雇用契約も終わるため、次の仕事が決まるまで収入が途切れる不安があります。

無期雇用派遣なら、派遣会社との雇用が続くため、経験を積む期間も安定した収入を得ながら働ける可能性が高くなります。また、同じ派遣先の同じ部署で働ける期間の上限(3年)の対象外なので、腰を据えて経験を積みやすいのもメリットです。

キャリア
アドバイザー

キャリアアドバイザーのひとこと

「派遣から始めるのは遠回りでは?」と心配される方もいますが、未経験からなかなか内定が出ずに時間が過ぎてしまうよりも、まずは事務の経験を積むほうが近道になることもあります。大切なのは、派遣で働く期間に「何を身につけるか」を意識することです。

まずは、今のお気持ちからお選びください

事務職専門のアドバイザーに無料で相談してみませんか?

今すぐ転職したいまずは情報収集したい

チャットで30秒・相談は無料です

2.STEP1:無期雇用派遣で事務職として働き始める

最初のステップは、無期雇用派遣で事務職として働き始めることです。どの派遣会社を選ぶかで、その後のキャリアが大きく変わります。

2-1.派遣会社を選ぶときのポイント

  • 事務職の派遣先が多いか:事務職での派遣実績が豊富な会社を選ぶ
  • 研修制度があるか:WordやExcel、ビジネスマナーの研修がある
  • 待遇がわかりやすいか:月給か時給か、賞与・昇給、待機期間の給与の扱い
  • 希望がどこまで考慮されるか:職種や通勤範囲の希望をどの程度聞いてもらえるか
  • キャリア相談ができるか:将来の直接雇用について相談できる担当者がいるか

2-2.面接では「将来の目標」も伝える

無期雇用派遣の面接でも、「事務職として経験を積み、将来は〇〇の分野で専門性を高めたい」など、将来の目標を伝えておくと、目標に合った派遣先を検討してもらいやすくなります。派遣会社は、あなたのキャリアを一緒に考えるパートナーと考えましょう。

2-3.働き始める前にパソコンの基本を身につける

研修があっても、WordやExcelの基本操作は事前に身につけておくと安心です。とくにExcelで表を作り、SUMやIFなどの関数を使えるようにしておくと、最初の派遣先での立ち上がりがスムーズになります。

3.STEP2:派遣先で事務の実務経験を積む

派遣期間中に身につけたいこと

STEP2は、このキャリアステップの中でもっとも大切な期間です。ただ働くだけでなく、直接雇用の選考で評価される「経験」と「実績」を意識的に積み上げることがポイントです。

3-1.1年目:基本業務を確実にこなす

最初の1年は、担当業務を正確にこなし、職場の信頼を得ることが目標です。電話・メール対応、データ入力、書類作成などの基本業務を、ミスなく、期限どおりにこなせるようになりましょう。わからないことはメモを取り、同じことを何度も聞かない工夫も大切です。

3-2.2年目以降:「+α」の仕事に挑戦する

基本業務に慣れたら、業務の効率化やマニュアルづくり、後から入った人への説明など、担当業務の「+α」の仕事に挑戦してみましょう。「Excelの集計表を改善して作業時間を短縮した」「業務の手順書を作って共有した」といった経験は、直接雇用の選考で大きなアピールになります。

3-3.資格の勉強で専門性を高める

事務の仕事に慣れてきたら、MOSや日商簿記などの資格にも挑戦してみましょう。たとえば経理に関わる業務を担当しているなら簿記、資料作成が多いならMOSなど、今の業務と将来の目標に合った資格を選ぶと、学んだことをすぐに仕事で活かせます。

3-4.業務と成果を記録しておく

直接雇用の選考では、「どんな業務を担当し、どんな工夫をして、どんな結果が出たか」を具体的に伝える必要があります。担当した業務、使ったソフト、工夫したこと、周りから評価されたことを、日頃からメモに残しておきましょう。職務経歴書を作るときに大いに役立ちます。

まずは、今のお気持ちからお選びください

事務職専門のアドバイザーに無料で相談してみませんか?

今すぐ転職したいまずは情報収集したい

チャットで30秒・相談は無料です

3-5.職務経歴書に書ける形でまとめる

記録した内容は、直接雇用への転職を考え始めたタイミングで、職務経歴書の形にまとめておきましょう。派遣での職歴は、派遣元(雇用主)と派遣先(働いた会社)の両方を明記し、派遣先ごとに業務内容をまとめると読みやすくなります。

職務経歴書の記載例(無期雇用派遣)

2024年4月〜現在 株式会社〇〇(派遣元・無期雇用)より派遣
派遣先:△△株式会社 営業部(メーカー・従業員数約300名)
【担当業務】受発注データの入力、見積書・請求書の作成(Excel)、電話・メール対応、営業担当6名のスケジュール管理
【工夫したこと】受注一覧の集計表を作り直し、月末の集計作業を約半日から1時間程度に短縮
【使用ツール】Excel(SUMIF・VLOOKUP・ピボットテーブル)、Word、Outlook、社内の販売管理システム

数字で表せる成果(作業時間の短縮、ミスの削減など)があれば、できるだけ具体的に書きましょう。「派遣だから」と遠慮する必要はなく、担当した業務はすべて実務経験としてアピールできます。

4.STEP3:直接雇用に移る3つの方法

直接雇用に移る3つの方法

事務の実務経験を積んだら、いよいよ直接雇用を目指します。方法は主に3つあります。

4-1.方法1:派遣先で直接雇用される

今の派遣先で働きぶりが評価され、派遣先から直接雇用の打診を受けるケースがあります。自分から直接雇用を希望する場合は、まず派遣会社の担当者に相談するのが一般的です。

労働者派遣法では、派遣会社が、派遣先による派遣労働者の雇用を正当な理由なく禁止する契約を結ぶことは認められていません。ただし、派遣会社と派遣先の間で取り決めがある場合もあるため、派遣会社を通じて手順を確認しながら進めるのが円滑です。直接雇用になる場合は、正社員なのか契約社員なのか、雇用形態と条件をよく確認しましょう。

4-2.方法2:紹介予定派遣を利用する

紹介予定派遣は、最長6か月の派遣期間のあとに、本人と派遣先の双方が合意すれば直接雇用に切り替わる働き方です。無期雇用派遣で身につけた経験を活かして、直接雇用を前提とした職場に移ることができます。働きながら職場との相性を確かめられるのも魅力です。

4-3.方法3:転職活動で直接雇用の求人に応募する

派遣先にこだわらず、転職活動で直接雇用の事務職求人に応募する方法です。「事務の実務経験者」として応募できるため、未経験のときより選べる求人の幅が広がります。業界や会社、待遇などの希望に合わせて、もっとも自由に選べるルートです。

派遣で働きながら転職活動をする場合は、派遣先での業務や契約に配慮して、入社日を調整しましょう。転職エージェントを利用すれば、求人探しや面接日程の調整、条件の確認を代わりに行ってもらえます。

4-4.直接雇用の選考で伝えたいこと

直接雇用の面接では、「なぜ派遣ではなく直接雇用で働きたいのか」をよく聞かれます。「安定したいから」だけでは、会社にとってのメリットが伝わりません。派遣で積んだ経験と、直接雇用でこそ実現したいことをセットで伝えましょう。

志望動機の例文(無期雇用派遣から直接雇用へ)

未経験から事務職に挑戦するため、無期雇用派遣で2年間、メーカーの営業事務を担当してまいりました。受発注や請求書の作成に加え、Excelで受注一覧の集計表を作り直し、月末の集計作業の時間を短縮することができました。業務に慣れる中で、決められた業務をこなすだけでなく、一つの会社に腰を据えて業務全体の改善に取り組みたいと考えるようになりました。貴社では、これまでの営業事務の経験を活かしながら、営業部の皆さまが仕事を進めやすい環境づくりに長く貢献したいと考えております。

5.キャリアステップのモデルスケジュール

「無期雇用派遣→直接雇用」のキャリアステップを進める場合のスケジュールの一例です。期間は人によって異なりますが、目安として参考にしてください。

時期ステップやること
転職前準備WordやExcelの基本を学ぶ。派遣会社を比較して選ぶ
入社〜1年目STEP1〜2研修を受け、派遣先で基本業務を確実にこなす
2年目STEP2業務改善や後輩への説明に挑戦。資格の勉強を始める
2〜3年目STEP2〜3業務と成果を整理し、直接雇用の方法を検討する
3年目以降STEP3派遣先での直接雇用・紹介予定派遣・転職活動で直接雇用へ

早い人では、1〜2年ほどの経験で直接雇用に移るケースもあります。一方で、派遣で働く期間が長くなりすぎると、目標を見失ってしまうこともあるため、「いつまでに直接雇用を目指すか」を最初に決めておくと、ブレずに進められます。

6.キャリアステップを成功させる5つのポイント

キャリアステップを成功させるポイント

6-1.ゴールの時期を決めておく

「2〜3年以内に直接雇用を目指す」など、ゴールの時期を決めておくことで、日々の仕事の中で何を身につけるべきかがはっきりします。

6-2.派遣会社と目標を共有する

将来、直接雇用を目指していることを派遣会社の担当者に伝えておくと、経験を積みやすい派遣先を提案してもらえたり、直接雇用の相談に乗ってもらえたりすることがあります。

6-3.将来の目標に合った経験を選ぶ

経理事務を目指すなら経理の業務、営業事務を目指すなら受発注の業務など、将来なりたい事務職に近い経験を積めるとベストです。派遣先を選ぶときにも、この視点を持っておきましょう。

6-4.「+α」の実績をつくる

直接雇用の選考で評価されるのは、「言われたことをこなした」経験だけでなく、「自分から工夫して改善した」経験です。小さなことでも、業務の改善や効率化に取り組んだ実績をつくりましょう。

6-5.信頼関係を大切にする

派遣先での直接雇用を目指す場合はもちろん、転職活動でも、前の職場での評価や人柄が伝わることがあります。周りの人と良い関係を築くことは、どのルートで直接雇用を目指す場合でも大きな力になります。

7.知っておきたい注意点

7-1.派遣先や仕事内容を自由に選べない場合がある

無期雇用派遣では、派遣会社の判断で派遣先が決まります。希望どおりの職種や勤務地で働けるとは限らないため、入社前に希望がどこまで考慮されるかを確認しておきましょう。

7-2.直接雇用が約束されているわけではない

無期雇用派遣で働いても、派遣先で必ず直接雇用されるわけではありません。派遣先での直接雇用だけに頼らず、紹介予定派遣や転職活動も選択肢として持っておくことが大切です。

7-3.「ずっと派遣のまま」にならないように

無期雇用派遣は雇用が安定しているぶん、居心地がよくなって目標を先延ばしにしてしまうこともあります。定期的に「今の経験で直接雇用を目指せるか」を振り返り、タイミングを逃さないようにしましょう。

7-4.ほかのルートとの比較

ルートメリット注意点
未経験から直接正社員最短で正社員になれる事務職は競争が激しく、準備が必要
無期雇用派遣→直接雇用経験を積みながら安定して働ける派遣先を選びにくい。直接雇用は約束ではない
紹介予定派遣→直接雇用職場との相性を確かめてから入社できる派遣後に必ず直接雇用されるとは限らない
登録型派遣→直接雇用仕事を選びやすい派遣の仕事が終わると雇用も終わる

どのルートにもメリットと注意点があります。まずは未経験OKの直接雇用の求人に挑戦し、難しい場合は派遣で経験を積むというように、複数のルートを組み合わせて考えるのもおすすめです。

8.キャリアステップに関するよくある質問

8-1.無期雇用派遣で何年くらい経験を積めば、直接雇用を目指せますか?

人によって異なりますが、1〜3年ほど事務の実務経験を積んでから直接雇用を目指す方が多いです。期間の長さよりも、「どんな業務を担当し、どんな実績を残したか」が評価されます。

8-2.派遣の経験は、正社員の選考で「経験者」として見てもらえますか?

派遣で担当した事務の業務は、実務経験として評価されます。職務経歴書には、派遣元と派遣先を明記したうえで、担当業務や工夫したことを具体的に書きましょう。

8-3.20代・30代のどちらでもこのルートは使えますか?

使えます。20代であれば、無期雇用派遣で経験を積んだあとも、直接雇用の選択肢が多く残っています。30代の方は、経験を積む期間を短めに設定し、早めに直接雇用への移行を目指すのがおすすめです。

8-4.最初から直接雇用を目指すべきか迷っています。

未経験OKの直接雇用の求人に応募して内定が出るなら、それがもっとも早いルートです。まずは直接雇用の求人に挑戦し、なかなか選考が進まない場合に、無期雇用派遣で経験を積むルートを検討するとよいでしょう。

8-5.派遣先から直接雇用の打診があったら、どうすればいいですか?

まずは雇用形態(正社員か契約社員か)、給与、勤務条件を確認しましょう。そのうえで、派遣会社の担当者に打診を受けたことを伝え、手続きの進め方を相談します。条件が今より下がる場合もあるため、年収や休日、福利厚生まで含めて比較してから判断することが大切です。

9.直接雇用での事務職転職はかもめワークスにご相談ください

未経験から事務職を目指す道は一つではありません。無期雇用派遣で経験を積むルートも、最初から直接雇用を目指すルートも、あなたの状況と目標に合わせて選ぶことが大切です。

かもめワークスは、未経験から事務職をめざす方のための事務職専門の転職エージェントです。直接雇用(正社員など)の事務職求人をご紹介しています。

  • 未経験OKの直接雇用の事務職求人を中心にご紹介
  • 派遣で積んだ経験を活かした正社員転職もサポート
  • 職務経歴書の書き方から面接対策までマンツーマンでサポート
  • 面談は即日・夜間・土日も対応、相談は無料

「まずは直接雇用に挑戦できるか知りたい」「派遣の経験を活かして正社員を目指したい」という方は、お気軽にチャットからご相談ください。

まずは、今のお気持ちからお選びください

事務職としてのキャリアをプロと一緒に描きませんか?

今すぐ転職したいまずは情報収集したい

チャットで30秒・相談は無料です

この記事を書いた人:かもめワークス編集部

未経験から事務職をめざす20代女性のための転職エージェント「かもめワークス」の編集部です。事務職の転職に役立つ情報をお届けします。

コラム一覧へ戻る